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ガンコなニキビ

ニキビについて

きっと誰もが一度は経験したことがある、それがニキビだと思います。
医学用語では「尋常性ざ瘡」といいます。
ニキビは思春期のシンボルといわれますが、最近では20代以降の大人も悩まされ、大人のニキビはなかなか良くならないガンコな症状であることが多いです。
保険診療で処方可能なニキビの薬はありますが、一定の効果はあるものの、限界があるのも事実です。
当院では、処方薬ではなかなか太刀打ちできないガンコなニキビに、スピロノラクトンやイソトロインをご提案します。

スピロノラクトンについて

もともとは利尿降圧剤として処方される内服薬ですが、男性ホルモンを抑える効果があります。ホルモンバランスの乱れが原因で生じているような場合には効果が期待できます。
治療は数か月~半年程度を続けることをおすすめします。また、治療終了後のリバウンドが比較的少ないといわれています。

治療の注意点

血液検査;治療開始前と治療をはじめて1か月後に行います。いずれも自費となります。
(健康診断の結果などで代用が可能な場合もありますのでご相談ください。)

副作用;乳房痛、性器出血、生理不順、低血圧、電解質異常、不整脈など

治療が行えない方;腎臓病、アジソン病、心臓病、タクロリムス・ミトタン・エプレレノンセララ内服中の方、妊娠中・授乳中の方

イソトロインについて

ニキビを特に繰り返している方や、長年治らず肌に凹凸がでやすいなど重度な症状の方にはイソトレチノイン(商品名;イソトロイン)が有効です。
ビタミンA誘導体で、皮脂分泌や角化異常といった根本的なところを治療する薬剤です。
イソトロインの治療は数か月~半年程度継続することをおすすめしています。治療を終了したあともリバウンドが少なくコンディションのいい状態が続きやすいといわれています。なお、イソトレチノインは胎児奇形のリスクから妊娠を希望する方は内服できません。男性も内服中は避妊を徹底する必要があります。
アメリカなど海外では保険適応となっている薬剤ですが、日本では保険適応にはなっていないため、こちらも自費になります。

治療の注意点

血液検査;治療開始前と治療をはじめて1か月後に行います。いずれも自費となります。
(健康診断の結果などで代用が可能な場合もありますのでご相談ください。)

副作用;皮膚の乾燥や皮むけ、催奇形性、肝障害、高脂血症など
治療が行えない方;妊娠中の方、妊娠疑い・希望の方、授乳中の方、成長期の方、肝障害、テトラサイクリン系薬剤内服中の方(ミノマイシン、ビブラマイシン、レダマイシン、アクロマイシン等)
※内服終了後も1か月間は避妊が必要です。
※内服中および内服終了半年間は献血ができません。

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クリニック名
医療法人社団 躍心会 日本橋室町皮ふ科
院長
最上真理子
診療内容
皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科・形成外科
住所
〒103-0022
中央区日本橋室町1-9-11
TEL
03-5542-1907
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